インクジェットプリンターが壊れる原因
急いで使いたい時に限ってプリンターって壊れますよね。
実は、プリンターはいつ壊れても、「なんで今壊れるんだ!」となります。
それだけ印刷するという行為はいつでも急ぎであり重要であるのです。
インクジェットプリンタの壊れ方
壊れ方を重要度別にならべると
- 電源が入らない
・電源を入れても無反応!
・操作ボタンが効かない! - 印刷されない
・紙がプリンターに入っていかない
・白紙で印刷される
・紙がつまってでてこない - 印刷品質が悪い
・文字がかすれてる
・余計な線などが印刷される
・色がおかしい
・ベタベタな状態で印刷される - 思った通りに印刷されない
・縦横が逆
・レイアウトがおかしい
・印刷内容が紙からはみ出る、1ページに収まらない
まあ、いろいろありますが、このなかで互換インクが大きく関係しているのは、3番の「印刷品質が悪い」です。
また、間接的かもしれませんが、1番や2番の壊れた現象も、その「原因が互換インクなのでは?」と考えてしまいがちです。
本当によく壊れるインクジェットプリンターですが、壊れていなくても壊れたように見える場合もあります。
つまった紙を正しく取り除けば直る場合もありますし、単にインクがなくなったために印刷されていない場合もあります。
ある程度プリンターを使っていけばわかってくると思います。
インクジェットプリンターが壊れる原因
プリンターが壊れる原因は大体次のように分類できます。
電気系統の故障
- 配線が切れてる、導通しない、ショートしている
- モーターが回らない
- 接触不良
メカニカルなパーツの故障
- 歯車やバネがはずれたり、ゆがんだりしている
- すべりが悪い、ローラがつるつるになっている
インクや紙などプリンター本体以外の不具合
- インクが排出されない、詰まっている
- インクが漏れている
- 紙がくしゃくしゃになる
インク詰まりの対策
壊れる原因もいろいろですが、この中で原因がインクによるもの、さらに絞ると、「インク詰まり」が引き起こす故障、これが最も納得いかない壊れ方といえます。
なぜなら、インクが詰まっているのかどうか、プリンターを見ただけですぐにわからないからです。
でも、インク詰まりが原因かどうかを調べる方法は簡単です。
メンテナンス画面からパターン印刷すればすぐにわかります。
パターン印刷でどの色が詰まっているのかもすぐにわかります。
しかし、問題はその対策です。簡単に直る場合もありますが、これがそう一筋縄ではいかない場合も結構あるのです。
対策1
まずは、クリーニングでしょう。
これが基本です。
クリーニングで直れば軽症です。
クリーニングのやり方はマニュアルにも掲載されています。
対策2
次は、インクの交換です。
この段階になると、イライラ度もかなりアップします。
交換で直ればまだいいのですが、交換しても直らない場合もあり、そのときは交換したインク代が無駄になってしまうからです。
純粋インクを使っている場合は、「新しいプリンターを買ったほうがいいかも」という気分も芽生えてきます。
しかし、新しいプリンターでは、インクの型番が変わっていて、ストックしている今のインクが使いまわせないかも。
新しいインクに取り換えるのは断腸の思いです。
一か八かの賭け事のような気分になります。
純正インクですと、1色でも1000円は軽く超えてますから。
ただ、互換インクを使っている場合は、このストレスがかなり抑えられます。
こういうシーンでも互換インクは使えますよ。
なかには、互換インクだとダメだったけど、純正インクにしたら直ったという報告もあります。
もちろん、そうなる可能性も否定はしません。
しかし、ヘッダインク詰まりが障害の原因の場合、まず純正インクに入れ替えても直る可能性は低いです。
なぜなら、壊れているのはインクカートリッジではなく、ヘッダなのですから。
ヘッダを交換しない限り直りませんよ、この場合は。
もちろん金銭的に余裕があれば、純正インクで試すにこしたことはありません。
ですが、インク代を気にする場合は、ポンポンとインクカートリッジを交換したくないわけです。
そういった点からみると、互換インクは精神的な負担が少ないです。
ダメ元でインク交換できます。
互換インクでは、2色、3色と交換しても、かなり安いので、インクを大量に消費するクリーニングも精神的な苦痛なく実行できます。
もし、ヘッドのインク詰まりが原因であれば、インクを大量に消費する強力クリーニングがかなり有効です。
インク詰まり対策としても、互換インクを使いましょう。
互換インクを使うと詰まりやすくなる!?
確かのその可能性はあります。
しかし、「純正インクにしたらインク詰まりがなくなるか?」といわれるとそんなことはありません。
純正インクでも詰まるときには詰まります。
私の経験からいうと、インクが詰まるというのは、インクの粒子や成分が云々というより、乾燥です。
長い間放置しておけば、乾燥によってインクが固まります。
早く乾燥するしないはインクの成分によってもちろん異なりますが、乾燥しないようにすることがインク詰まり防止には重要です。
純粋インクでケチケチ印刷していると、長期間放置される可能性が高まります。
それに対して、互換インクでバンバン印刷していた方が、むしろインク詰まりは防げます。
インクジェットプリンターは、ある程度頻繁に使ったほうがインク詰まり防止によいのです。
電源のON・OFFだけでもすこしインクは流れますから、それだけでも効果はありますし、しばらく使ってない場合はパターン印刷すると、インク詰まり防止が期待できます。
互換インクを使っていれば、パターン印刷もそれほどコストを気にせずにできますね。
まとめ
インク詰まりが原因と思われる故障の場合は、互換インクで対処する!
